なぜ今年(2008年)に入って、突然こんなに多くのライブをまた始めるのか、冴沢鐘己はどこへ行こうとしているのか、きちんと僕自身の言葉で伝えようと思います。
僕は10年近く前に「カナリア」という曲を作りました。
ファンやメンバーにも可愛がっていただき、レコーディングをして、無事CDとなりました。
素晴らしいメンバーによる素晴らしい演奏で、ときどき街で流れたりもしました。
しかし、僕の無力さゆえ結果を出す事ができず、いつか時間がたち、僕も少しずつ音楽活動から離れてしまいました。
去年(2007年)、僕はある病気で2ヶ月ほど入院をしました。思いがけず、自分のことだけをゆっくり考える機会を得た僕は、‘自分は何者として生き、何者として死んでいくのか’を考えました。
退院した僕は、少し身の回りを整理し、また歌い始める決心をしました。
ライブハウスでは僕を知っている人も少なく、本当に一からのスタートでした。
でも驚いたことに、やはり「カナリア」がまだみんなに愛される力があることを知りました。
そして幸運なことに、再びCDとして全国リリースできるチャンスを得ました。
僕の中で止まっていた時計を動き出させるキッカケになった曲、カナリア。
この曲を、もう一度世に出します。
今の僕の声で、今の僕の歌で。
今、僕を支えてくれるメンバーや仲間たち、そしてこれから出会う人たちの力を借りて、もう一度、僕は全力をかけてこの「カナリア」に新しい生命を与え、羽ばたかせます。
どこかで痛めた羽根を抱えて青い空を見上げる「カナリア」たちに、この歌を届けたいと思います。
まずはギターを一本抱えて、日本のあちこちを歌ってまわります。
どこかで僕の歌を聴いて、もし「カナリア」を気に入っていただけたなら、ぜひまた、今度はお友達を誘ってライブハウスに来て下さい。
僕は心をこめて歌います。
あなたの心の中のカナリアも、元気に羽ばたくように・・・
冴沢鐘己
カナリア
詞・曲/冴沢鐘己
ひどい嵐が通り過ぎた 晴れわたる暑い朝に
君は誰にも秘密のまま この街を出ていった
僕のもとには 背伸びをして4ビートに挑んでる
たった2曲が収められた テープだけを送りつけて
カナリアみたいな歌声が 甘い恋を誘う
あのとき嵐を恐がった 小さな君なんて夢のように
君によく似た女の子を グラビアで見かけたけど
妙なポーズを見せてたから 人違いと信じてる
ひどい嵐に打たれたなら 羽根だけは傷つけずに
青い空まで顔を上げて 軽やかに飛び立つんだ
カナリアみたいな歌声が どこかで聞こえた時
輝く姿を見るために どんなに遠くても飛んでゆくよ
カナリアみたいな歌声が どこかで聞こえた時
輝く姿を見るために どんなに遠くても飛んでゆくよ
カナリアみたいな歌声が・・・